口臭
- 2023年10月23日
- 医療コラム
みなさんこんにちは(^o^)丿
今日は、口臭についてお話ししていきます。
【口臭が発生する4つの原因】
ニンニクやアルコール、タバコなど強いものを摂取したときは一時的に口臭が出ます。
しかし、臭いの強いものを口にしていないのに口臭を感じる場合、以下のような原因が考えられます。
①舌苔(ぜったい)による口臭
鏡で舌を見てみると、表面に白っぽい苔のようなものがついていませんか?
それは、舌苔(ぜったい)というもので細菌などでできた苔状のかたまりです。
舌の表面の凸凹に食べかすや剝がれた粘膜が沢山含まれていて、お口の臭い原因となります。
②虫歯や歯周病による口臭
虫歯や歯周病の原因となる菌は、独特の臭いを持っていて、進行するほど強い悪臭を放ちます。
「生ゴミの臭い」「卵や玉ねぎが腐った臭い」と表現されるほどです。
また、虫歯や歯周病によってできた菌や歯茎の隙間には汚れがたまりやすくなるため、
臭いが強くなってしまいます。
さらに、歯周病が悪化してしまうと歯ぐきから膿が出るようになり、臭いが悪化します。
③歯石・歯垢による口臭
どれだけ歯みがきを頑張っても、歯ブラシで落とせる歯の汚れは、たったの6割程度です。
残りの4割は、プラーク(歯垢)となり歯石となって、あなたのお口の中を不衛生な状態にします。
そして、プラークはお口の中で発酵し、不快な臭いのガスを発生させます。
「ちゃんと歯みがきしているから大丈夫!」
という方でも、歯に残った4割の汚れが積み重なって、知らず知らずのうちに口臭を
悪化させているかもしれません。
④唾液が減少することによる口臭(生理的口臭)
朝起きたとき、空腹の時には口臭が強くなります。
これは、唾液の分泌量が減ることによって、お口の中の細菌が増殖してしまい、タンパク質の分解、
発酵が進むことにより発生している口臭です。
口呼吸がクセになっている方も、唾液の分泌が減り、お口の中が乾燥してしまうので口臭が
発生しやすくなります。
【その他に考えられる口臭】
その他に全身疾患が原因となる口臭もあります。
呼吸器系や消化器系の病気は食べ物が腐ったような臭い、糖尿病になると薬品の臭いなど
独特の臭いを発生することがあります。
口臭の発生は、身体の変化や病気の進行のサインとして考えることもできます。
【口臭を防ぐためにできること】
口臭の原因はほとんどがお口の中のトラブルです。
・お口の中が不衛生であること
・唾液の分泌量が少ないこと の2つに分けられる。
この2つを防ぐために日頃からのケアが大切です☆
❶歯科医院での定期的なクリーニング
クリーニングでは、セルフケアでは落とせない歯石や歯垢を、医療機器で徹底的に取り除きます。
臭いの原因となる細菌がひそむ歯石・歯垢を除去することで、臭いを元から絶つことができるのです。
❷食後の歯磨きを丁寧に
食後には必ず丁寧に歯みがきをしましょう。
ブラッシングだけでなく歯間ブラシやデンタルフロスを使うと効果的です。
❸舌ブラシを使って舌苔を除去する
舌の表面の舌苔は口臭の大きな原因です。
厚くなっていると感じたら舌ブラシで舌苔を取り除きましょう。
ゴシゴシと強くこすると舌を傷つけてしまうので必ずソフトに擦ること。
ガーゼや綿棒を使うのもおすすめです。
❹食事はよく噛んで食べましょう
唾液の分泌は、噛むほどに活発になります。
普段から食事はよく噛んで食べるように心がけてみましょう。
❺こまめに水分を取る
お口の中の潤いを保ち、唾液の分泌を促進する為にこまめに水分を取りましょう!
ただし、甘い飲み物は虫歯の原因となりますし、アルコールは利尿作用により脱水状態になり、
唾液が減ってしまいます。
水やお茶をオススメします。
❻ガムを嚙む
ガムを嚙むことによって唾液分泌にいいです。リラックスにも効果的です。
キシリトールが入っているガムがオススメです。
おぐら歯科クリニック
〒558-0011
大阪府大阪市住吉区苅田9-11-16
地下鉄御堂筋線 あびこ駅(徒歩5分)
ご予約は、お電話またはWebからどうぞ!