歯が溶ける!?「酸蝕歯」
- 2025年1月20日
- 医療コラム
みなさんこんにちは(^o^)丿
今日は歯が溶けてしまう「酸蝕」という症状についてお話していきます
歯は想像以上に酸に弱く、いとも簡単に溶けてしまいます(>_<)
歯の表面を覆っているエナメル質は、人の身体の中で最も硬い組織なんですが
強い酸に触れると化学反応を起こして分解し、溶けてしまいます。
エナメル質が溶けてしまうと、その下にある軟らかい象牙質がむき出しの状態になり、
食べものを噛んだり歯みがきをしたりする時の摩擦でどんどんすり減ってしまいます。
こうした状態を放っておくと、冷たいものがしみる知覚過敏症になったり、
むし歯が一気に進行したりするなど、さまざまなトラブルを引き起こすことになります。。
酸蝕症にかかってしまった歯は
・知覚過敏を起こして冷たいものがしみやすい
・エナメル質が濁って見えたり、内部の象牙質が透けて見えたりする
・前歯の表面がスベスベしていてツヤがある
・前歯の先端部分が透けており、ヒビが入ったり、欠けたり、ザラついたりする
・奥歯のすり減りが加速し、深い溝やへこみがみられる
などさまざまな症状がみられます(´;ω;`)
私たちの口の中は、普段は中性でpH7前後に保たれていますが
食べ物や胃酸の影響で酸性度が高くなり、pH5.5以下になると歯は溶けやすくなります。
かと言って酸性の飲食物は健康に良いとされている物も多いので
一切取らずに控えてしまうわけにもいきません。
食べた後は口をゆすいだり、摂る頻度を考えてみましょう
歯科医院での定期的な歯の健康状態チェックも大切です☆
おぐら歯科クリニック
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